毎年、全学部・全学科について、実施しています。調査結果は入試種別毎に集計され、学部・学科にフィードバックしています。これらの情報は入試種別ごとに集計され、募集定員の見直しなどに利用されています。
高校時代 | アドミッションポリシーの認知度と志願時の参考度、志願の決め手、勉学意欲と態度、など。 |
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大学入学後 | 授業の感想、勉学意欲、友人との勉学協力、入学満足度、生活満足度、所属学部・学科の満足度など。 |
教務課と連携して、全学年について、一般教育科目、専門科目の成績追跡調査を行い、入試種別との相関をはじめ、各種相関を調査・分析しています。なお、学部・学科での助言指導において利用するための成績履歴データを求めに応じて、提供しています。また、高校訪問時には進路指導担当の先生方に対して、当該卒業生の調査結果を紹介し、コメントしています。
全国⼤学⼊学者選抜研究連絡協議会(入研協)大会をはじめ各地で開催される、高大接続研究集会、入試研究集会、高校と大学の交流集会に出席しています。そこで得られる入試動向に関する有益な情報を、入試課とアドミッションセンターのメンバーで共有すると共に、学部にも提供しています。特に令和3年度から開始された共通テストをめぐる動向把握は重要であり、各大学の最新動向について時機を外さずに伝えています。同時に、高校側の共通テストへの対応状況や教育現場での問題点を認識することも重要であり、日頃の高校訪問で得られる情報とも併せて、共有しています。
現在、本センター大久保貢教授を実施責任者とする文科省概算要求研究テーマ「大学間共同の高大連携と評価手法の開発研究による高大接続入試への提案」について、基幹大学として取り組んでいます。本研究では、静岡大学、三重大学との3国立大学により、「地方国立大学共同次世代型入試開発会議」を構成しています。現在、主に高大接続型入試に向けた多面的、総合的な評価基準と評価方法の導入を目的として、複数の高大連携課題探求プロジェクトを立ち上げ、実践研究を行っており、上記、開発会議において、結果を検証しています。
学内入試関連委員会において、12の情報提供を行っており、学部の入試関連の意志決定にも積極的に関与しています。すでに国際地域学部では平成29年度入試よりAO入試において、高大接続型入試を実施してきており、意識の高い優れた入学生の獲得を支援してきました。他学部でも、FD研修会等において、高大接続改革の現状や、それに向けた高校側の取り組みを紹介し、さらに共通テストや高大接続型入試などについて、最新情報を提供すると共に、教員の意識向上に努めています。
志望大学を選択するための受験生を取り巻く情報源は、SNSや口コミサイトなど、最近急激に増殖・変化しています。このような状況での入試広報は費用対効果をはじめ志願者や入学者の地域分布、志願者が必要としている情報などの諸要素を十分検証した上、適切な広報媒体を使った有効な方策を検討することが必要です。このような観点から、アドミッションセンターでは毎年、全学部の新入生全員に対して、以下のような項目のアンケート調査を行い、不断によりよい入試広報戦略の決定に活かしています。
以下に過去の本学の入試広報活動を示します。高校生、保護者、高校の進路指導担当教員の各々に向け、費用対効果の検証に基づき、種々の形態の広報活動を毎年、幅広く実施しています。これらの中には、“開放講義”や“COC+事業”におけるプレカレッジなど、地域貢献を主眼にした広報も含まれます。
本センター創設時より、高校教育と大学教育の円滑な接続を図る観点から高大接続の実践研究を行っています。早い時期から学力の3要素育成の重要性に着目し、文科省から多くの予算を得て、研究を継続して参りました。ここではこれまでの本センターの活動成果を示しておきます。最近の高大接続活動の内容は高大接続事業のページをご覧下さい。