2023年11月1日
◆令和5年10月22日(日)福井大学文京キャンパスにおいて、高校2年生対象の福井プレカレッジを開催しました。
◆県内の4高校から7名の高校生が参加し、教育学部1コース、工学部2コースの計3コースに分かれて、「課題研究」を体験しました。
◆終了後、参加した高校生の皆さんにアンケートに答えてもらいました。質問内容は以下の6点で、それぞれ4段階で評価してもらいました。その集計結果が下のグラフです。
①本日の講座は理解できましたか | 4:よく理解できた | ↔ | 1:全く理解できなかった |
②本日の講座の内容に興味がありますか | 4:興味を持った | ↔ | 1:全く持てなかった |
③本日の講座は課題研究等の参考になり ましたか |
4:参考になった | ↔ | 1:全くならなかった |
④本日の講座は進路選択の参考になりま したか |
4:参考になった | ↔ | 1:全くならなかった |
⑤プレカレッジに参加する前は、福井 大学に進学したいと考えていましたか |
4:考えていた | ↔ | 1:全く考えていなかった |
⑥プレカレッジに参加して、 福井大学に進学したいと思いますか |
4:進学したいと 強く思う |
↔ | 1:進学したいと思わない |
◆各コースの活動の内容とその様子、参加した高校生の皆さんの感想(一部)です。
【内容】講義と実技(顔料からオリジナル絵の具を製作!)をとおして、絵画組成についての基礎を学びます。表現者、指導者、そして美術のよき理解者として、幅広い視野と豊かな想像力を養うことを目標とします。創造・表現すること全般が好きな皆さん大集合!
【感想】このような講座に参加したのが初めてだったので、どきどきして参加しましたが、先生との距離が近く、主体的に学ぶことができたと思います。また、たくさんの画材に触れることができたのもおもしろかったです。
募集のチラシに写真が載っていたらイメージが湧きやすいと思います。普段使わないような様々な種類の画材を使うことができたので、事前にそのことを知っていたらもっと楽しかったのではないかと思いました。このような美術を学べるところが福井にあるのだと知りました。
【内容】体内の特定物質の量やウイルス量を測定するためにバイオセンサが利用されることがあります。糖尿病患者が用いる血糖値センサと同じ原理の電気化学バイオセンサを作製し、溶液のグルコース濃度を当ててみましょう。
【感想】先生やTAさんがとても優しく話しやすくおもしろくて、分からないこともしっかり教えてくれてうれしかったです。実験の内容はまだ理解できませんでしたが、学校の授業などで学んでいって、今回の実験はこういうことだったんだと少しでも理解できるようにします。
もともと福井大学の進学を考えていましたが、今回の講座を受けてもっと興味を持ち、ぜひ進学したいと思いました。入試まで1年と少しあるので、受かるようにたくさん勉強したいと思います。
【内容】石油からプラスチックを作るのではなく、福井の木材を非常に細かく粉砕と解繊をしてナノサイズの繊維形状にしたものをプレスして固めることで天然のプラスチックを作る体験をします。これから自動車への利用が期待されている材料です。また天然なのでナノファイバーは食物繊維そのもので食べることもできます。福井の越前そばに実際に混ぜてそばを作る体験をしてできた蕎麦をいただきその触感を体験します。
【感想】様々な体験をさせてもらって、とてもいい経験になりました。これまで工学部といえば、ロボットとか電気というような印象が強かったのですが、このような食に関する研究もしていると知って、研究分野がとても広い学部だと思いました。
セルロースが通常のプラスチックと同じように使われているだけでなく、実はいろんな植物に含まれていて、食材にも練りこむことができるということを知って、まさに未来の素晴らしいエコテクノロジーだと思いました。福井大学でこんな進んだ研究をしているということを知ってますます興味が湧きました。
◆この事業は、福井県の「未来協働プラットフォームふくい推進事業」の支援を受け実施しています。